尾白川のせせらぎ
山梨県白州町を流れる尾白川は、甲斐駒ケ岳を源流とする河川です。
この辺りの山を形成している花崗岩が、風や水の力で風化して真砂となり、それらが川の流れによって川岸に堆積しているため、まるで海のように白い砂浜が広がり、とても美しい景観を作っています。
この川にはいろいろな魚や水生昆虫が暮らしています。下の写真はカジカとカジカガエルのオタマジャクシの夢の共演♪ 魚類と両生類と違う種族ですが、どこかそっくりじゃないですか!? 両名のカジカは漢字で書くと河鹿です。魚のカジカは、シカの様に美味だから河鹿と名前が付いたといわれがあります。一方でカジカガエルはシカの様にきれいな声で鳴くから河鹿と名がついたとか。
ちなみにカジカガエルの成体は以下のような姿をしています。水が透明過ぎて見えませんが、これは水中に身を潜めている写真です。とても泳ぐのが上手なカエルで、人が近づくのを察するとスイスイと潜って石の下に隠れてしまいます。
川の流れと共に「クルルルルル」と響くとても美しい鳴き声は、夏の清流の風物詩で夏の季語にもなっています。丁度今、尾白川の河原で聞くことが出来ますよ。
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